丸の内と地域ブランド(日経MJ記事)
2009年10月26日
愛読している新聞、今朝の日経MJの記事に
「丸の内と地域」ブランドというのがありました。
“マーケティング八塩圭子ゼミ”というコラムです。
八塩圭子さんはフリーアナウンサーでありながら、
学習院大学の経済学部経営学科の特別客員教授に就任されるなど
多方面でご活躍されています。
内容を一部、かんたんにご紹介すると、
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東京の丸の内という場所は、地域ブランディングの例として
非常に参考になる。
地域ブランドとは「買いたい」「訪れたい」「交流したい」「住みたい」を
誘発するとしている。(地域ブランドマネジメント/有斐閣)
長期的ビジョンにたって、様々な有形無形の付加価値を
生んできたことが成功につながっている、と。
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私は愛媛の西条市という超地方都市に住んでいるため、
丸の内と聞いても、都にお住まいの方ほど実感はありません。
しかし、そんな地方都市に住む私たちも、
八塩さんのコラムから学ぶことはできるはずです。
コラムの最後では、
全国の小さな街にも、地域ブランドにつながる資産が
眠っている可能性を指摘されています。
地域ブランドというと、
「○○くん」的な可愛いキャラクターをつくって、
地域産品にそれを貼って都心部へ…となりがちですが、
本来はそういう見せかけではなくて、
文化や歴史、人々の物語が背景に無くては
あまり魅力はありません。
商品がいくら売れた、儲かった、ではなくて
もっと長期的、俯瞰的にみる必要がありますね。
そのためには、
コンセプトメイキングが効果があります。
コンセプトをきちっとつくって、そこからぶらさないことです。