ビジネスデザイン助成の審査会
2012年8月21日
昨日はビジネスデザイン助成の審査会でした。
数年前から審査会に出席させていただいています。
大御所の方や都市部の実績ある方のプランを審査するのは
正直いってプレッシャーかかります。
私はデザイナーの視点ではありますが、
ITCプロセスの視点もありますので、
単にデザインがどうのこうのよりも、
プロセスとして経営戦略とどうマッチしているかや
そのあたりの議論はされているのか、
予算は十分なのか、偏っていないかなどの視点で
拝見させていただきました。
事務局の方やほかの審査員の方、
それに関係機関の方々は蒼々たるメンバーでしたので
若輩者の私はとーっても緊張したのでした。
会を通していくつか感じたことがあります。
デザインをどうこうすれば売れる、あるいは課題が解決するのではないってことはもう当たり前のことですが、
じゃあ、経営とどうすりあわせていくのかってところに
大きな課題があるように思いました。
デザインワークに入る前に、経営的にどんな決定があったのかってところが非常に重要な要素になってきてると思います。
デザイナーの言葉に流されないためにも、
あるいはデザイナーが助言を間違わないためにも
経営というものを理解する必要の重要性が
近年益々重要になってきています。
そしてまた、
経営者さんもまた、デザイン思考を身につける必要が出て来たのかなと感じました。
と、いう観点でこのビジネスデザイン助成事業を見てみると、
ビジネスそのものをデザインしていくプロセスの構築に
重点を置き始めているということがわかります。
私がビジネスそのものをデザインするということに気がついて
個別のデザインワークからすこし視点を変えたのが4年前。
今後はさらに先を勉強しておかないといけないと
実感させられた審査会でした。
参加した方々のプランはどれも素晴らしいものばかりで
感銘を受けました。
私自身もとても大きな気づきをいただきました。
有難うございました。