野村町のシルクの糸
2010年2月3日
愛媛県野村町といえば、シルクの街です。
一昨日、仕事(?!)で行ってまいりました。
野村町シルク博物館。
ここではマユから糸を取り出して、機織りしています。
世界から研修生が勉強に来ています。
(日本ではここだけ?)
シルクの生地をつくるのには欠かせない、 シルクの糸。
野村町はその生産地なんです。
シルクは蚕(かいこ)の幼虫がつくるマユから採れる糸なんですが、
要するに、蛾の幼虫が吐くタンパク質です。
特に、国産の絹(シルク)の糸は非常に質が高く、 高価です。
左は通常の絹の糸、
右の緑のものは天然の蚕の糸。
超貴重品です。
天蚕のマユ。
桑の葉の色がそのままマユの色に…。
海外産に押されて、だんだんと養蚕農家さんが少なくなって
いまは8軒くらいなんだそうです。
絶えてしまわないように、なんとか産地として
復活してほしいものです。
草木染めで染められた糸。
最高に美しい色と質感です。