基準は、最も低いレベルのスタッフに合わせて設定するといいワケ。
2018年11月29日

いま、あるマニュアルを作成しています。
いずれ、市内全域で使用することになるマニュアルです。
専門の方が作成した素案を、私のほうでアレンジしています。
専門の方は、高度な知識と経験、見解を持っています。
だから、こういった方が案を作ると、「このくらいはできて当然だろう」という基準で作成します。
一定レベル以上の方にとっては、これはとても役立つ内容なのですが、
LOWレベルの方にとってみると、なんだかよくわからない内容に見えます。
その場合、考えることを止めてしまい、見ることもやめてしまいます。
しかし、いくらLOWレベルであっても、自分をLOWレベルだと思っていませんし、プライドだってあります。
だから、反発が起きます。
なにか基準を設けるときや、ルールを整備するときなどは、LOWレベルの人をベースにして考えましょう。
プロ意識もないような職場の場合は、子どもレベルに合わせるといいです。
小学校6年くらいでしょうか。
成熟度レベルが3くらい(マニュアルが整備されていて反復できる)の組織・職場なら、中3くらいでもいいのかな。
「これ、レベル下げすぎだろ~」と思えても、スタートしてみたら、それでもレベルが高い、そんなことが多々あります。
私も経験しました。
そして、自分だって大したことないよな、と、そんな気持ちでマニュアルの素案を企画しています。