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【ICT教育 遠隔合同授業】 ~企画申請まで①~ 企画書にまとめるためのスタート方法とは

2017年12月3日

【ICT教育 遠隔合同授業】
~企画申請まで①~

西条市の教育委員会から、文科省のある実証事業に応募したい、との打診があった。
それは、人口減少社会、つまり過疎地にある小規模の小学校で
教育ICT機器を使いながら、教育の質を高めていく、というものだった。

市教委の担当者は、テレビ会議システムを使って、
複式学級同士で授業できないか?というアイデアを持っており、
その結果、複式学級と中一ギャップの解消が図れないか?と考えていた。

ITコーディネーターであり、事業デザイナーである私としては、
話を聴いて、全体を串刺しにするコンセプトが必要だと思った。

文科省の事業を受託するには(競争コンペに勝つには)、
本質をふまえたうえで、基本を押さえ、且つ新しい切り口が必要だ。

なにか、教育業界だけでは考えないような、新しい取組ができないか?
民間企業のノウハウや考え方を教育の世界に持ち込んで、
イノベーションが起こせないだろうか?

この段階で市教委の担当者である渡部氏とも合意が取れたので、
具体的に応募に向けて動き出すこととなった。

この段階でいくつかのアイデアが我々の頭の中にあったが、
IT導入の基本は、まずは情報収集からである。

現状の課題を正しく掴んだうえで、あるべき理想像を明確にし、
そこに至るまでのプランを考える。
これは鉄則だ。

IT機器ありきで考えると、導入が先行してしまい、
本来の課題が解決しない例は、世の中にいくらでもある。
今回は教育の分野であり、こどもたちの将来がかかっている。
絶対にIT機器先行の本末転倒は避けたいと思った。

まず私たちがおこなったことは、課題の明確化だった。
学校の校長先生などに情報を聞きまくった。

小規模校の児童は、限られた人間関係の中で学んでいて、
多様性に接する機会が乏しいこと、
複式学級が毎年発生し、先生が複数の教室を行き来しながら
授業をしていて、自習の時間が多くなってしまうことなどがわかった。

校長先生に話を伺っていると、話は次第に教育観に向かった。
授業は間によって成り立っていることや、
板書きの間にも生徒たちは学んでいることなどの情報が得られた。
また、地域と学校をどう繋ぐかについて校長先生が苦心していることなども聞けた。

次に、民間企業がどんな遠隔会議をしているかについて
情報収集してみたところ、興味深い結果が得られたのだった。
(つづく)