田舎デザイン
2012年10月15日
最近はデザインするときに、
田舎であることを考えるようにしています。
よくこれまで、ワクタルのデザインは
洗練されてますねと言われることがありました。
田舎で売る場合はそれでもいいのですが、
全国的に販売しようとするとどうもうまくいかない。
かといって、情報を発信する企業さんは
山間部とか僻地ほどの田舎でもない。
じゃあ、どんな切り口で地元色を出すかということになるのですが、
買う側はあまりこまかいことは気にしていないんですよね。
先日、田舎の方言まるだしのDMを提案する機会がありました。
企業さんも面白がってくれて、なかなかインパクトのあるものができました。
それをつくるのは実際はとても苦労しました。
方言を出し過ぎると伝わらないし、言い回しも整えないと。
デザインも単にダサいだけじゃなくて、
ダサかっこいいぎりぎりのところを狙うので時間がかかりました。
やってみた結果、ああ、これだなと感じました。
ダサかっこいい、あるいはダサ元気、ときにバカダサ。
そういうものがみんなを面白がらせるんですよね。
TPOは選びますが、ワクタルのデザインの引き出しが
ひとつ増えました。