売れるためにするべきこと。
2012年2月21日
“美の時代”といわれてますね。
実感あろうが無かろうが、
そうなってることは間違いないですよ。
消費者はちゃんと知ってます。
女性のコスメとかもどんどん変わってきてる。
つけまつげって、僕の時代じゃケバいなんて言われてたけど
いまじゃ普通だし、
ピンクのチークだってとても可愛い。
そういう時代なんですよね。
美の時代はとても嬉しいことで、
デザインにとっても嬉しいですね。
年々デザインにかける費用が減ってる部分と
増えてる部分がありますね。
たとえばパッケージ。
私のところには最近、パッケージのデザインが依頼されることが
多くなりました。
大がかりなものでなくても、
単にラベルとかもあります。
これまでは自分でインクジェットで出力して
製品に貼り付けてた方々が
やっぱりそれじゃダメだということで
なんとか手にとってもらえるようにと努力してます。
ただね、たまに、
「この売価高くない?」と思うような商品もあるんですよね。
作った方の言い分は、
「だから高くても売れるようなデザインにしてくれ」という訳です。
そのあとにはたいてい、
「でも、デザイン料、印刷料は安くしてくれ」という場合が多いですね。
とっても残念だけど、こういう方とは
長いおつきあいはできないな、と。
たいていの場合、製造原価を下げることは
視野の外ということがほとんどです。
高く売りたい作り手に対して、
買い手は適正価格で買いたいですよ。
一部の高付加価値商品を除いて、
買いたい価格を見つけることって必要ですから、
自社の商品が買いたい価格よりも高い場合は
コストを下げるためのアイデアをひねる必要があります。
パッケージを凝ったりするコストを下げるのも一手ですが、
素材の見直しや製造工程の見直し、
あるいは製造ロットの見直しが必要です。
販売戦略だって見直す必要があるでしょう。
そこには多大な苦労があるんですけど、
その苦労を正面から取り組む覚悟がいりますね。
そんな苦労を経て新商品で売上げを立てていらっしゃる企業さんは
とても尊敬できると思います。