▲ ページトップへ

キャッシュフローを最小限までシンプルに視覚化することで経営の未来が手に取るようにわかるようになります。経営の未来が見えることで、投資計画や人材育成、融資獲得はもちろん、マーケティングやブランディングまでもが見通せるようになるのです。ワクタルは経営ビジョンとお金の流れの視覚化を起点に、社長・院長のお悩みごとを解決し、ビジョンの実現をサポートするパートナー型コンサルタントです。

ワクタル デザイン&イノベーション

Week Day 8:00-18:00 Skype & LINE OK.

ブログ blog

日本酒を飲むのか、涙を飲むのか?

2008年6月4日

昨日は、地元のお酒の製造会社さんとお会いした。
古くからある蔵元で、美しい名前をお持ちだ。

お酒にまつわるお話も聞かせていただいたのだが、
歴史ある会社さんにはすばらしい財産が眠っていることを感じた。

おうかがいしたところ、その財産は社内からは見えないことも多いという。
様々なお話は、私にとっても興味あるもので刺激になった。

ところで、お酒にはいろいろな種類がある。

そのなかで、情緒深いお酒といえば、やはり日本酒ではないかと思う。

私はビールも飲むが、これはコーラやサイダーなどと近い感覚だ。
ワインもいいが、日本人としてどこか帰るところを探してしまう。

日本人の心の中には“演歌”がある。
それも、独特のペーソスが漂う演歌だ。

悲しみと涙。

そのシチュエーションに一番合うお酒は?

日本酒、焼酎などではないだろうか。

もちろん、明るいお酒もたくさんある。
暗いお酒はすこし嫌われるきらいがある。

私は、怒り酒、暴れ酒、いじけ酒はやめてほしいが、
泣き酒はあっていいと思う。

悲しみ、そして現実を受け入れ、そして悲しんだ底から立ち直っていく。

そんなプロセスを情緒豊かに癒やしてくれる、
そんなお酒があってもいいんじゃないだろうか?

風味豊かな味わいのお酒が、

「辛かったよね」 「よくがんばったよね」
「大丈夫だよ」 「泣いてもいいんだよ」 と、優しく声をかけてくれる。

器も重要だ。

透明で可憐なガラスの器。
いまにも泣き出しそうな淡い色合いの中に自分を重ねる…

茶黒い、枯れた土の器。
エネルギーは無いけれど、死してもなお美しさが残る器に
自分の人生を重ねる…

2年前に私が企画したお酒がある。

「潜水夫の涙」

「炭坑夫の鳴き唄」

「海女の海鳴り」

「農夫の土滴」

すべて労働者階級の名前だ。
オリジナルのボトルとラベルでデザインした。

あまりにもキツい…ということで、残念ながら日の目は見ていない。

労働者階級なんて言葉、最近では聞かなくなったが、
そういう力が日本をささえてきた。

そこには、自分や家族を犠牲にしてまでも精一杯働いた人間像がある。

そういう先輩たちに想いをはせるのに、
日本のお酒は感性を豊かにしてくれる。