SWOT分析には何人がつまづくのか?
2011年10月25日
よく戦略の検討などで使われるSWOT分析。
歴史は古くて、1920年代からハーバードビジネススクールで
開発、使われてきたそうです。
いまさら説明も無いのかもしれませんが、
簡単にいえば、
<内的要因>
強み(Strengths)…自分が勝っている部分
弱み(Weaknesses)…自分が劣っている部分
<外的要因>
機会(Opportunities)…社会の追い風
脅威(Threats)…社会の向かい風
なんですが、
なかなか分析できないって人、多くないですか?
項目を抽出するにも、
「そもそもなにを抽出すればいいんだろう?」って思いませんか?
しかもここからさらにクロスSWOTを行うわけですから
そうなるとなにがなんだかわからん!!状態ですよ。
私も7年前にはじめてこのSWOT分析をやって、
なんじゃこら?!わけがわからん!!状態でした。
書こうと思えばいくらでも書けるけど、
それが自分と関係あるのか、いいのか悪いのか
もうなにがなんだかパニックに…
そこで、そんな悩みをお餅の方にアドバイス。
一度SWOT分析をわけのわからんままにやってみて、
自分なりの目標と近いものをいくつか見つけます。
それは各項目のうち、
強みと機会をかけあわせたりするクロスSWOTをすれば
なんとなくの結果が出たり、ヒラメキが現れたりします。
そこで出たいくつかの目標に照らし合わせて、
以下の解釈で再度SWOTを行います。
<自社(自分)のこと>
強み:目標達成に有利な強み
弱み:目標達成に不利な弱み
<自分をとりまく社会のこと>
機会:目標達成に有利な社会の流れ
脅威:目標達成に不利な社会の流れ
つまり、自分がやろうとしていることが
いったいどんな状況に置かれているのかを
分析して把握するわけですね。
めんどくさいですが、
だれかに一緒に手伝ってもらえばラクにできます。
勘の鋭い経営者さんの場合は
あらかじめ目標を決めてからSWOTで確かめてみるといいでしょう。
もっとも、頭の中でSWOTが出来ていて、
だれかに見せる必要の無い方ならそもそもSWOTしなくてもいいですね。
目標が決まってからSWOTをやると
・自社(自分)
・競合
・お客さん
が見えてきますね。
そうすれば
事業ドメインがはっきりしてきます。
環境分析をもっとやりたい方は
SWOTのほかに5フォース分析やPESTなどで
無駄なく洩れなくを実践してください。
これでもうSWOT分析も怖くない?!